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ドローンとは?ドローンを飛ばす時の法規制、基礎情報、資格について解説

ドローンとは?初めてドローンを飛ばす時の基礎情報について解説

近年、ドローンはますます普及し、その用途も多岐にわたるようになりました。
空撮、農業、配送、さらにはレジャーとしても注目を集めています。

今回は、ドローンに興味を持っている初心者の方に向けて、基礎的な情報と始め方のヒントを紹介します。

ドローンとは?

ドローンとは、リモートコントロールまたは自動飛行プログラムによって操作される無人航空機のことです。四つ以上のプロペラを持ち、それぞれが独立して速度を調整することで、空中での安定した浮遊や移動が可能です。

「ドローン」という名前は、英語の「drone」という単語に由来しています。
元々「drone」は、雄蜂のことを指し、その一群の中で唯一の仕事が女王蜂との交配であるため、大きな音を立てるだけで目立つ存在という意味があります。
無人航空機が登場した当初、その一部はターゲットとしての練習用に使われることが多く、鳴るような音を立てながら動くその姿が雄蜂に例えられ、そこから転じて「drone」と呼ばれるようになりました。

さらに、第二次世界大戦中には、無人で飛行する標的機として使われる機体が「drone」と名付けられたこともあり、この用途が無人機全般へと広がっていきました。

ドローンを始める前に知っておくべきこと

企業が採用動画を活用することで、以下の効果が期待できます。
1.法規制について
2.ドローンの種類について
3.基礎知識

1.法規制について

ドローンを飛ばす前に、法律や規制を確認することが重要です。
日本では、ドローンの飛行には航空法や地方自治体の規制が適用されます。特に人口密集地や空港付近では飛行禁止区域が設定されているので注意が必要です。

ドローンを飛ばす際に禁止されている空域もあります。
①空港周辺
②緊急用務空域
③150m以上の上空
④DID(人口集中地区)

これらの場所はドローンの飛行が禁止されています。
また、ドローンは飛行させる場所だけでなく、飛行させる際の方法に関しても厳格なルールが存在します。
①アルコール又は薬物等の影響下で飛行させないこと
②飛行前確認をおこなうこと
③航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること
④他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと
⑤日中(日出から日没まで)に飛行させること

これらはあくまで一例になります。
もし、飛行禁止空域を国土交通大臣の許可なく飛行したり、飛行方法の規則を守らなかったりなど、航空法に違反した場合、違反者には50万円以下の罰金刑が科されます。飛ばす前にはルールを理解してから飛ばすようにしてください。

2.ドローンの種類について

市場にはさまざまなドローンが存在します。趣味から商業用途まで幅広く利用されるようになり、その種類も多様化しています。
代表的なドローンにはいくつかのタイプがあり、それぞれの特性によって適した用途が異なります。

まず、最も一般的なのがマルチロータードローンです。
これは4つ以上のプロペラを持ち、非常に安定した飛行が可能です。操作が簡単なため、空撮や測量、さらには個人の趣味としても広く利用されています。
多くの市販ドローンがこのタイプに分類され、有名ブランドではDJIの「Phantom」や「Mavic」シリーズが代表的です。安定性と操作のしやすさが特徴です。

次に紹介するのがトイドローンです。
主に子供や初心者向けに設計された小型のドローンで、価格が手頃で扱いやすいことが特徴です。
一般的には軽量で、小型のため屋内での飛行に適しており、空撮やプロフェッショナルな用途に使われる高性能ドローンとは異なり、飛行を楽しむためのエンターテイメントや入門用として広く使用されています。

他にも水中で活躍する水中ドローンや高速で機敏な飛行が可能でリアルタイムの映像を見ながら飛行するレーシングドローンなど様々なドローンが存在します。

なので、購入を考えてる方は使用用途などを考えて自分に適したドローンを選択してください。

3.基礎知識

ドローンを始める前に知っておくべきことは多く、事前の準備と理解が大切です。

まず、最も重要なのは1でも紹介した法律と規制の確認です。
ドローンの飛行には、航空法や電波法などの法律が関わっており、飛行エリアや高度、飛行禁止区域などに規制があります。特に100g以上のドローンは飛行の届け出や事前にドローンの登録が義務付けられており、未登録のドローンは飛行させることができなくなりました。

次に、飛行エリアの確認も欠かせません。
多くの場所ではドローンの飛行が制限されており、公園やイベント会場などでは飛行許可が必要なことがよくあります。また、空港周辺や人が密集する場所は法律で飛行禁止区域とされているため、事前の確認が必要です。

バッテリー管理も重要なポイントです。
ドローンの飛行時間は限られており、飛行中にバッテリー切れで墜落するリスクがあります。常にバッテリー残量を把握し、予備バッテリーを持参することが推奨されます。
飛行前には機体やプロペラと一緒にバッテリー残量の確認もおこなってから飛行させるようにしましょう。

また、操作方法の理解についても事前に確認しておきましょう。
ドローンには高度維持や自動帰還機能が備わっていることが多いですが、基本的な操作スキルを身に付けることで、より安全な飛行が可能になります。広い場所で練習し、少しずつ慣れていくと良いでしょう。

その他にも天候などにも気をつけて、万が一の事故に備えて保険加入を検討するのも安全に飛行させるためには必要な要素となっています。

これらの事前準備をしっかりおこなうことで、ドローンの飛行がより安全で楽しい体験になります。

飛ばす際のポイント

1.練習場所の選定

初めてドローンを飛ばす場合は、広くて障害物が少ない場所を選びましょう。
河川敷など人が少ない場所やド全天候型のドローン練習場などがおすすめです。

また、ドローン操縦ができる場所を判断するのが難しい場合、以下の方法で探すのがおすすめです。

国土交通省が提供しているドローン飛行エリア地図を利用することにより、人口集中地区を確認できます。ドローンの規制区域の一つに「人口集中地区(DID地区)」が挙げられているため、必ず確認しておく必要があります。住所検索もできるので、まずは自分の地域の周辺が規制区域に該当しているか調べてみましょう。

私もこちらのサイトを利用して飛行前は確認をしています。

2.基本操作の習得

まずは、離陸・着陸、前進・後進、左右の旋回など基本的な操作を練習しましょう。
徐々に高度な操作に挑戦していくと良いです。

こちらの「DRONE FLIGHT TRAINING 【空撮のためのドローントレーニング】」の本では飛行のための基本的な知識とルールを学ぶことができ、ドローン飛行テクニック向上のための効果的な練習方法をわかりやすく解説しています。

3.安全対策

飛行中は常にドローンを目視で確認し、周囲の状況に注意を払いましょう。また、バッテリーの残量を常にチェックし、無理な飛行を避けることが重要です。

国家資格について

2022年12月に施行された「無人航空機操縦者技能証明(ドローンの国家資格)」制度は、ドローン操縦者が一定の技術を持ち、安全な飛行を行うための基準を示すものです。
資格は大きく「一等」と「二等」に分かれ、特に夜間飛行や目視外飛行、人口密集地での飛行などリスクの高い飛行には資格が必須です。これにより、一般的な空撮や業務用の飛行も、より安全かつ合法的におこなうことが可能になりました。

ドローンの飛行リスクは国土交通省により4段階に分類されていて、目視内で無人地帯を飛行する最も安全なレベル1から、目視外で有人地帯を飛行するリスクの高いレベル4まで段階的に分けられています。
特にレベル4飛行は、高度な操縦技術が求められ、一等無人航空機操縦士資格が必須です。このような飛行リスクの分類により、飛行者が状況に応じたリスク対策をおこなうことが求められています。

まとめ

本記事では、初心者に向けた基本情報に関するポイントを解説してきました。

ドローンは、技術の進化により多くの分野でその可能性を広げており、趣味から業務まで幅広く活用されています。しかし、ドローンを安全かつ効果的に利用するためには、基本的な知識と法規制の理解が不可欠です。
これからドローンを始めようと思っている方は、まずはルールを守りながら、安全な飛行を心がけましょう。そして、初めての飛行を通じてドローンの魅力をぜひ実感してみてください。飛行を楽しみながら、少しずつ技術を磨いていくことが、ドローンの世界で成功するための第一歩です。

但し、初めてすぐに、動画用の素材として屋外でドローン撮影を実施するとしても、操作と撮影経験が浅い状態では良い映像をおさめることは困難です。

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