お客様情報
| 会社名 | 北海道帯広農業高等学校 様 |
| 業 種 | 教育業界 |
| サービス内容 | ECサイト制作、動画制作、販路拡大、認知拡大、地域・社会貢献 |
| URL | https://www.obino.hokkaido-c.ed.jp/ |
【ご依頼前の課題】 専門高校における食関連産業のデジタル人材育成の必要性
― 貴校が抱えている課題や不安はどのような点でしたか?
帯広農業高校 大和田様:6次産業化等、産業構造や仕事内容が急速に変化する中、専門高校においては、成長産業化を図る産業界と絶えず連動した職業人材育成システムの刷新・構築が喫緊の課題となっています。
そのため、専門高校である帯広農業高校(以下、本校)と、成長産業化に向けた革新を図る産業界等が一体・同期化し、地域の持続的な成長を牽引するための、絶えず進化する最先端の職業人材育成システムを構築し、成果モデルを示すことを目指しているところです。
本校の5つある学科の中でも、私達の食品科学科では、食関連産業におけるデジタル人材育成として、 近年大きく伸長している市場であり、生徒が本校を卒業後関わることも増えるであろう電子商取引( eコマース)の手法を学ぶことで、地域の魅力を道内外に発信するスキルを習得し、最先端の食関連産業人材の育成を行いたいと思っていました。

【東洋にご依頼いただいた理由・経緯】 地域ネットワークを通じて生まれた授業連携
― 上記のような課題を感じている帯広農業高校様より、当社にご依頼いただいた理由や経緯はなんでしょうか?
帯広農業高校 大和田様:地元産業界との連携にあたり、本校の校長から帯広商工会議所様へまずご相談をしています。 その後、帯広商工会議所様から食品製造・販売会社(株)ビゴラスの掛村社長へ、「農業・食関連産業におけるデジタル人材育成」事業として「ECサイトを活用している事業者と連携した授業をしてほしい」と依頼をしてくださり、掛村社長の方から食べレア北海道を通じて取引のある東洋さんへ相談をすることになった、という流れになります。
【東洋のアプローチ】 実際のECサイトを活用した実践型授業の提案

東洋は、電子商取引(eコマース)の手法を通じて、地域の魅力を道内外に発信するスキルを若いうちから身につけ、十勝の将来を担う人材を育成することを目的としています。その考えから、単にECサイトの活用方法を授業で学び、加工品をインターネットで販売するだけにとどまらない授業をご提案しました。
具体的には、食べレア北海道のサイト上で実際に使用するバナー画像や商品紹介文の制作に加え、昨年度からは商品を紹介するPOPや、通販でお届けする商品に同梱するパンフレットの内容についても、生徒自身に考えてもらう取り組みを実施しています。あわせて、それらの制作物を発表・共有するプレゼンテーションの機会を設けることで、実社会とつながる、より実践的な学びとなる授業を目指しました。
【取り組みの成果①】 主体的に学び続けるEC実践力の定着に貢献

前項でご紹介したように、東洋では講演による基礎理解にとどまらず、食品科学科紹介動画の制作、テーマに沿ったグループワークとプレゼンテーション、実際の特集ページ構築など、実際のECサイトを活用した複合的な授業・実習をご提案してきました。
また、食べレア北海道での帯広農業高校様の加工品販売においては、同校初のオンライン販売にもかかわらず、肉加工品セットが過去3年間、毎回予定数量分完売し、北海道内に限らず全国のお客様へ商品をお届けする機会にもつながりました。
― こうした一連の取り組みを振り返っていただき、貴校として特に有効だったと感じている実施内容はどんなことでしょうか?
帯広農業高校 大和田様:電子商取引( eコマース)の手法を講演で学び、ページのリニューアルや同梱物の作成をグループワークで体験し、販売後にお客様の声や販売データをフィードバックすることで次年度に繋げるPDCAサイクルは、成長産業である電子商取引( eコマース)に対する生徒の知識・理解の深化と主体的に取り組む姿勢の育成に大きな役割を果たしています。
また、食品科学科の紹介YouTubeは、本校食品科学科の教育活動の理解や生徒募集にも有効だと考えており、中学生に対する説明資料としても活用しています。
【取り組みの成果②】 食品ECへの関心と、オンラインで商品の魅力を伝える視点の獲得
全道・全国的に見ても、電子商取引(EC)やマーケティング分野に関わる実践的な学習機会を持つ高校は、まだ多くはないように感じています。その中で、帯広農業高校様とは令和5年(2023年)以降、継続的に授業・実習をご一緒してきました。
― こうした継続的な取り組みを通じて、食品ECに対する生徒の関心や、オンラインで商品の魅力を伝えるという視点について、貴校や生徒の皆さんにどのような影響があったと感じていらっしゃいますか。
帯広農業高校 大和田様:令和5年の初年度においては、スマートフォンが普及し、生徒たちもインターネットで買い物をすることが日常化していますが、ECサイトで食品を購入したことがある生徒は少なく、ECサイトで食品を販売することに対してイメージすら持つこともできていない状態からのスタートだったと思っています。
これまでは、対面販売を通じて直接お客様と接し、商品の魅力を口頭で伝えたり、POPを作成して紹介する取り組みを行ってきました。今回、ECサイトを活用することで、こうした手法に加え、より多くのお客様に向けて情報を発信できること、また紹介動画を通じて、商品の魅力をこれほど分かりやすく伝えられるという新たな気づきを得ることができました。
今回の授業・取り組みを通じて、高校生が食品を扱うECサイトそのものに興味を持ち、ECサイトで食品を「販売する」「購入する」という行為への理解や関心が深まるきっかけをつくることができたと感じています。あわせて、帯広農業高校で生産される新鮮な原材料や、生徒一人ひとりの思いが詰まった加工品を、オンラインを通じてPRできたことは、今後の生徒や学校にとっても良い影響をもたらしてくれると考えています。

【お客様の声・今後の展望】 毎年進化を続ける実践型EC学習の広がりに期待
― 今後のECサイトに関わる学習や、新しい挑戦についてお聞かせください。
帯広農業高校 大和田様:2025年度に実施していただいた、座学・実践・フィードバックのPDCAサイクルに基づく学習体系は、生徒からも「分かりやすかった」「充実した活動だった」と好評でした。
また、新たな挑戦として、同梱物の作成を行いました。生徒たちは、お客様の気持ちを考えながらグループごとに個性豊かな同梱物を作成してくれ、講師の本間様の丁寧なアドバイスを受けて作成した同梱物のブラッシュアップもすることができました。
同梱物は生徒が製造した加工品への想いをストレートに伝える良い手段だと実感したので、今後も継続していきたいです。
毎年、前年度の反省を生かして活動が進化しています。今年度以降も活動を継続するとともに、お客様に更に喜んで頂けるような新たな仕掛けにも挑戦していきます。
