WORKS実績紹介

前回の柳だこ用化粧箱に続き、こちらも白糠町の代表食材の一つである「毛ガニ」の化粧箱づくりに着手しました。
これまではシールの貼られた発泡ケースに入れて発送してましたが、これもやはり発泡ケースが廃棄物としてかさばってしまうことや環境意識の観点から段ボールを使用した化粧箱にしようという話になりました。
最大の課題は「水分」。これをどう防ぐかに頭を悩ませました。
様々な材質・仕様を検討しましたが、最終的に発泡ポリエチレンシート製の袋を作り、白パーチメントとその袋で包むことによって、水漏れ防止はもちろん保冷効果も生むことができました。これまでと比較すると若干手間はかかってしまいますが、それ以上に、美味しい毛ガニをを大切に届けたいという想いが伝えられることを重視しました。外見については、一般的な海産物のパッケージとは全く異なる印象を与えられる、シンプルで女性的なデザインを意識しています。これらにより、他にはなかなか見られない独特な化粧箱ができ上がりました。
一方では、これまでの発泡ケースだと80サイズの扱いでしたが、大きさの調整も図ったことによって60サイズで収められ、送料負担の軽減にも繋げています。