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エントリーフォーム最適化(EFO)とは?問い合わせや購入率改善につながる対策

エントリーフォーム最適化(EFO)とは?問い合わせや購入率改善につながる対策
Webサイトやアプリでの顧客エンゲージメントを高めるために、ユーザビリティの向上は極めて重要な役割を果たします。

その一環として、エントリーフォーム最適化(EFO)が取り上げられます。
これは、ユーザーがウェブサイト上のフォームを最も効率的に利用できるように設計するプロセスです。

1. EFO(エントリーフォーム最適化)の重要性

EFOの目的は、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、同時にコンバージョン率(訪問者が目標行動を取った割合)を高めることです。

良好に設計されたエントリーフォームは、顧客が情報を簡単に提供でき、結果として製品やサービスへの関心を高め、顧客ロイヤルティを構築します。

対照的に、手間がかかるフォームはユーザーのフラストレーションを引き起こし、サイトから離脱する可能性を高めます。
問い合わせフォームから離脱

2. EFOの基本的なステップ

以下の流れで進めていきます。

①データ収集

まず、ユーザーがエントリーフォームをどのように利用しているかを理解する必要があります。

これは、Googleアナリティクスや「clarity(クラリティ)」などのヒートマップ解析ツール等のウェブアナリティクスツールを用いて行われ、フォームのどの部分でユーザーが問題を抱えているのかを明らかにします。
問い合わせフォームから離脱

②課題の特定

分析の結果、特定の問題点や改善の余地が見つかる可能性があります。

例えば、一部のフィールドが頻繁に空欄であったり、あるいはユーザーが途中でフォームの記入をやめる傾向がある場合などです。

③改善案の設計と実施

問題点が明確になったら、次にその改善策を立案し、実施します。

例えば「必要なフィールドを減らす」「説明を明確にする」「エラーメッセージをユーザーフレンドリーにする」などが考えられます。

④テストと評価

改善策を施した後は、その効果を測定します。

A/Bテストなどを用いて、新たなフォームのデザインが実際にユーザーエクスペリエンスを向上させ、コンバージョン率を高めているかを確認します。

3. EFOの実施例

当社サイトには「お役立ち資料」というページを設けております。

目的としては、当社で提供するサービスに付随した情報資料を無料でダウンロードできるようにしており、当社サービスに興味を持っていただいた方とのつながりを創出すべく、少しのお客様情報を入力いただくだけでダウンロードできるようにしてます。

現在は「氏名」と「メールアドレス」の入力だけでダウンロード可能としております。
EFO事例
以前までは「会社・組織名」と「電話番号」も必須項目としておりましたが、ダウンロード数を増加させるために必須を解除。

すると、ダウンロード数は倍以上となりました。

必須項目とはしてませんが、今後も「会社・組織名」と「電話番号」を入力する割合があまりに低い場合は、入力割合の低い項目自体を削除することで、よりダウンロード数増を狙っていくことができます。

4. まとめ

EFOは、顧客のユーザーエクスペリエンスとエンゲージメントを向上させるための重要な手段です。

最適なエントリーフォーム設計は、顧客満足度の向上、ブランドの信頼性向上、そして最終的にはビジネスパフォーマンスの向上につながるのです。

コンバージョン率を高めたい!という時には、今一度、フォームを見直しみることをおすすめします。

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