LP(ランディングページ)とは?作り方や構成、ホームページとの違いについて
ユーザーが一番最初に訪問するLP(ランディングページ)
LP(ランディングページ)という言葉を聞いたことはありますか?
WEBの仕事に携わっている人であれば、よく耳にする言葉ですが、聞いたことはあるけれど、なんだかよくわからないという人も多いはず。
LPとは、Landing Page(ランディングページ)の略で、直訳すると“着地ページ”。
ユーザーが検索結果や広告などを経由して、一番最初に訪問するWEBページのことを言います。
LPには、広義の意味と狭義の意味があります。
広義のLPは、どんなWEBサイトにも入口となっている着地ページが複数あって、その入口はユーザーごとに異なるというものです。
一方で、狭義のLPは、インターネット広告にリンク元を設定し、案内・問い合わせ・資料請求・購入を1ページの中で完結する独立したページを指します。
一般的にLPと言えば、狭義の意味でのLPを指すことが多いので、このコラムでは、狭義のLPについてその特徴や目的、制作する上で重要なことをわかりやすく解説していきます。
LPの特徴と目的
LPの特徴は下記の通りです。
①縦長のレイアウト
商品の案内から問い合わせ、資料請求、購入までをひとつのページで完結させるので、縦長のものが多いです。
②他ページへのリンクがない(少ない)
LPを読んだユーザーに、その後資料請求や購入というアクションを起こさせる必要があるため、他ページへのリンクがない(あっても極端に少ない)傾向にあります。
他ページへのリンクを設置すると、回遊性は上昇しますが、肝心の資料請求や購入率が下がってしまうからです。
③自由なデザイン
一般的なWEBサイトの場合、サイドメニューの設置場所があらかじめ決まっているなど、レイアウトに制限があります。
LPの場合その制限がないので、商品やターゲットに合わせた自由度の高いデザインを組むことが可能です。
LPの目的
LPの最大の目的は、CV(コンバージョン)を得ることです。
CVとは、ユーザーが訪問先で商品を購入したり、資料請求したりすることを言います。
他には、広告を出したときにより効果を高めるためや、アクセス数を増やすためなどがLPの目的に挙げられます。
LPにおけるファーストビューの重要性
LPでは、ユーザーが訪れたときに最初に目に入る“ファーストビュー”がとても重要です。
ページをスクロースしなくても表示される部分に何を持ってくるか?ユーザーはそのページが自分にとって必要か否かを見分ける時間はたった3秒間と言われています。
また、ファーストビューでWEBサイトを離脱するユーザーの割合は、LPだと70%以上と言う統計も出ています。
つまりファーストビューを見た瞬間の3秒間で、お得感なのか、真新しさなのか、共感なのか。
ユーザーを引き付ける何らかのメッセージが必要となり、それをきちんとユーザーに伝えることが、その後のユーザーのLP閲覧に滞在する時間を大きく左右するのです。
CVを上げるLPの法則はない、オリジナルのシナリオ設計を
実際にLPを制作する際、シナリオ設計はとても大切です。
LP制作は一般的に
- 戦略設計
- 情報設計
- ワイヤーフレーム作成
- デザイン
- コーディング
という流れで進んでいきます。
LPのシナリオ設計において、これが正解という形はありません。
コンバージョン率が上がるシナリオに法則はないのです。
例えば同じ商品であっても、ターゲットが変われば、それに伴いLPも制作しなおさなければCV率が下がってしまうこともありえます。
そのため、LPを制作する際は、ターゲティングを明確にし、商品やサービスの特徴、ユーザーを考慮しながら、それぞれにあったオリジナルのシナリオを設計していくことが、コンバージョン率の高いLPを構築する肝になります。