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新しいSNS「Threads(スレッズ)」Twitter(ツイッター)との違いや特徴を初心者向けにわかりやすく解説

新しいSNS「Threads(スレッズ)」Twitter(ツイッター)との違いや特徴を初心者向けにわかりやすく解説
2023年7月6日、Facebook(フェイスブック)やInstagram(インスタグラム)などを運営するメタ社から、新しいSNSアプリがリリースされました。

このコラムでは、新しいSNSアプリ「Threads(スレッズ)」について、特徴やThreads(スレッズ)でできること・できないことなどをわかりやすく解説していきます。

※この記事は2023年7月13日時点での情報をまとめたものです。最新の情報については、メタ社の公式発表をご確認ください。

新サービス、文章投稿型SNSアプリ「Threads(スレッズ)」

リリース後、5日間で1億人の登録者数を突破

Facebook(フェイスブック)やInstagram(インスタグラム)などを運営する、アメリカのメタ社から、2023年7月6日文章投稿型SNSアプリ「Threads(スレッズ)」がリリースされました。

文章投稿をメインとしたThreads(スレッズ)は、リリースからわずか7時間で、登録者数1000万人、5日間で1億人を突破したことで話題を呼んでいます。

これは、対話型AI「チャットGPT」が、リリース後、約2ヵ月で登録者数1億人を突破したのを上回り、アプリダウンロード分野では最速のペースだそうです。

Threads(スレッズ)の特徴

現在、Threads(スレッズ)は英語や日本語など、約30言語で利用可能です。テキスト(写真や動画の投稿も可能)で情報を共有したり、他の利用者との会話に参加したりすることができます。

また、16歳未満(一部の国では18歳未満)のユーザーは、デフォルトで未公開アカウントになります。望まない他のアカウントとの繋がりがなくなり、安全性が確保できるので、若年層のユーザーも利用しやすいところも魅力です。

Instagramから引き継いで利用

Threads (スレッズ)は、メタ社のInstagram チームによって開発された文章投稿型のアプリです。
写真の添付が必須で、ビジュアルに特化したInstagramに対して、Threads(スレッズ)はテキストをメインに、リアルタイムで近況や興味関心のあることを発信することができます。

投稿欄にリンクの添付が可能なところもInstagramとの違いです。(※Instagramでも、「ストーリーズ」のリンクスタンプやプロフィール画面、ショッピングタグを利用した場合はリンクの添付は可能)

登録方法は、Instagramのアカウントを引き継いで利用します。つまり、Instagramのアカウントを持っていなければ、Threads (スレッズ)を利用することができません。

逆に、すでにInstagramのアカウントを持っている人であれば、簡単に移行ができるようです。

Twitterの対抗馬とも言われるThreads(スレッズ)

Twitterの閲覧制限も追い風に

リリースからわずか数日間で、登録者数1億人突破という、アプリダウンロード分野における過去最速ペースの快進撃を見せているThreads(スレッズ)。写真や動画の投稿も可能で、Twitterによく似ていることから、Twitterの対抗馬とも言われています。

Threads(スレッズ)がこんなにも話題になっている理由には、Twitterの閲覧制限も追い風にもなっているようです。

Threads(スレッズ)とTwitterを比較

Threads(スレッズ)とTwitterを比較してみましょう。(1投稿あたり)
Threads(スレッズ)とTwitter(ツイッター)の違い

Threads(スレッズ)のメリット・デメリット

Threads(スレッズ)のメリット

Threads(スレッズ)利用において、現時点であげられるメリットや魅力的な点をまとめました。

・Instagramとの連携が可能
・Instagramアカウントでフォローしているユーザーを一括でフォローできる
・Instagramと連動しているため、始めたばかりでも“いいね”を獲得しやすい
・写真や動画がなくても投稿ができる
・リリースしたばかりのサービスなので、先行優位性がある
・アフリエイトとの相性が良い(投稿欄にリンクの添付が可能)
・16歳未満のユーザーは未公開アカウントに、安全性が確保できる

Threads(スレッズ)のデメリット

Threads(スレッズ)利用において、現時点であげられるデメリットや不便な点をまとめました。

・Instagramアカウントが必須の為、Threadsのみの利用ができない
・PCブラウザでの利用ができない
・検索はユーザー名のみで、投稿をキーワード検索できない
・ダイレクトメッセージ(DM)の使用ができない
・Threadsのアカウント削除をすると、Instagramも削除されてしまう
・投稿の下書きができない
・ハッシュタグの概念がない
・2行以上の改行をすると、次の投稿として扱われてしまう

Threads(スレッズ)は、リリースされたばかりの新サービスです。今後どんどん改善されていくことが予想されるので、メタ社の公式発表などで最新情報をご確認ください。

Threads(スレッズ)のこれから

EUでの展開が今後の焦点に

世界100ヵ国以上での提供が開始され、瞬く間に登録者数1億人を突破したThreads(スレッズ)ですが、現時点でEUでのサービスは行っていません

個人データの保護に厳しいEUでは、企業などが個人データを取集する際、使用の目的などを個人に通知、あるいは同意を得なければならない規則があり、違反すれば多額の制裁金が科されます。

メタ社は2023年5月、Facebook のユーザーデータ移管において、プライバシー規則に違反したとして、アイルランド当局から12億ユーロ(日本円にしておよそ1860億円)の制裁金を求められたこともあり、慎重な姿勢をとっているようです。

Threads(スレッズ)の今後のさらなる利用拡大においては、EUでの展開が拡大の焦点となりそうです。

Twitterは法的措置も示唆

メタ社のCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、Threads(スレッズ)がリリースからわずか5日間で登録者数が1億人を突破したことについて、「まだ多くのプロモーションさえ行っていない。まだ5日しか経っていないなんて信じられない」と驚くほどの盛り上がりを見せているThreads。

しかしその一方で、見た目や仕様がTwitterと似ていることから、Twitterの代理人弁護士は、Twitterのスタッフをメタ社が引き抜き、知的財産を侵害したと主張しています。

今後のメタ社とTwitterを運営するX社の動向が気になるところです。

Threads(スレッズ)は、オープンに会話を楽しむ場所

メタ社の公式ページでは、Threads(スレッズ)について「クリエイターでも、気軽に投稿したい人でも、リアルタイムの近況や他の利用者との会話を楽しめる場所」と明記しています。

オープンで相互運用可能なソーシャルネットワークが求められており、DM機能を設けていません。1to1のコミュニケーションではなく、Threads(スレッズ)内でコミュニケーションの広がりをメタ社が期待していることが伺えます。

リリースされたばかりの新アプリThreads(スレッズ)から目が離せません。

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