Webサイトにおける動画コンテンツのメリットや活用について
“パソコンやスマホで見る機会が増えた動画”
ホームページにおけるマーケティングのトレンドは、時代により変化しています。
近年、ジャンルを問わず、ホームページの中に、動画を組み込むサイトを多く見るようになりました。何気なくパソコンやスマートフォンを開いていても、動画を目にする機会が増えているのではないでしょうか。
また、スマートフォンが主流になった昨今、パソコンよりもスマートフォンを介してのホームページアクセス数が高い傾向になっています。
このコラムでは、ホームページで動画を活用するメリットやデメリット、スマートフォンで閲覧される場合の制作のポイントなどをわかりやすく解説していきます。
動画のメリットとデメリット
動画のメリット・デメリットは以下の通りにまとめることができます。
【メリット】
- ・短時間で多くの情報が伝えられる
- ・写真や文章だけでは伝えられない細かなニュアンスや雰囲気が伝えられる
- ・視覚に訴えられるので、印象に残りやすく、より理解度が深められる
- ・SNSとの相性が良い
【デメリット】
- ・時間とコストがかかる
- ・動画を最後まで見てもらえない可能性がある
- ・知識やノウハウが必要
- ・簡単に修正ができない
1分間の動画から伝わる情報量は180万語?!
アメリカのある博士の研究結果によると、1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語、WEBページに換算すると約3,600ページ分にも相当するそうです。
このことからも、より多くの情報を短時間で伝えることができるのが動画のメリットだと言えます。
また、動画は写真と文章だけでは伝わりにくいニュアンスや雰囲気を伝えるのに適しています。
少しわかりにくい商品の説明や使用方法を紹介するためにも、動画の方がよりわかりやすく伝えることができます。
動画は視覚に訴えられるので、印象に残りやすくより理解度が深められるところもメリットです。
保有率が増え続けるスマホと動画の関係
スマートフォンが主流になり、私たちの生活において動画がより身近なものになっています。
総務省が公表する「令和3年度通信利用動向調査」によると、スマートフォンの保有状況は、世帯保有割合が88.6%と着実に増加しています。
「スマートフォンの最もよく利用するアプリ」では、SNSが最も高く、次いで動画となっていることがある調査結果でもわかっています。そして、約6割のスマートフォンユーザーが動画アプリをインストールしており、動画とSNSとの相性の良さも利点のひとつに挙げられます。
動画活用が誰でもできない“ワケ”
写真や文字だけでホームページを制作することに比べて、動画制作には時間とコストがかかります。
また、魅力的な動画でなければ、最後まで見てもらえない可能性が大きいことも懸念事項です。
魅力的な動画にするためには、画質や画角、演出、編集などにこだわる必要があり、例えば動画編集には「Adobe Premiere Pro」や「Adobe AfterEffects」などが多く使われております。
但し、編集ソフトの操作方法は簡単というわけではございませんので、知識やノウハウがなければ難しい作業と言えるでしょう。
可能性を秘める動画マーケティング
スマホ時代の動画視聴における特徴として「タテ向き」で動画を視聴する人が多いそうです。
特に10代や20代の若者ほど「タテ向き」で動画を視聴する傾向が高いことがわかっています。
これまでの動画は、テレビやパソコンモニターに合わせて「ヨコ向き」であることが自然でしたが、今後動画制作を検討する際、ターゲットによっては“向き”へのこだわりも大切になってくるかもしれません。
今後マーケティングの戦略を立てる上で、映像コンテンツを活用した集客や宣伝活動、販売戦略など、動画マーケティングは新たな可能性を秘めている分野と言えます。
企業の未来を見据えたときに、ひとつの素材として動画コンテンツの制作を検討することも良いのではないでしょうか。