ユニバーサルアナリティクス(UA)サポート終了!GA4移行に備えデータ保存すべき理由
現在も多くのユーザーが利用されているGoogleのアクセス解析、正式名でいうと「ユニバーサルアナリティクス(UA)」が2023年7月1日(土)をもってサポートが終了するとGoogle社から発表されました。
■Google公式ページ:https://support.google.com/analytics/answer/11583528?hl=ja
サポートが終了するとどうなるのか?今後、アクセス解析はどうしたら良いのか?アクセスデータを保存しておいた方が良いのか?などについて、わかりやすく解説していきます。
ユニバーサルアナリティクス(UA)のサポートが終了するとどうなる?
公式ページにはこのように書かれてあります。
- 2023年7月1日以降、UAのデータ収集は終了
- 2023年7月1日以降は、UAのデータに少なくとも6か月間はアクセス可能(具体的な時期は未定)
つまりは、2023年6月30日をもって、ユニバーサルアナリティクスでアクセスログの取得が終了。
但し、アクセスログ取得は終了となりますが、いきなり見れなくなるわけではありません。
7月30日から約半年間は、現在のユニバーサルアナリティクスで過去のアクセス情報が閲覧できるが、ゆくゆくは閲覧もできなくなります。
今後のアクセス解析はどうすれば?
2020年10月に、Googleアナリティクスの後継バージョンとなる「Google Analytics 4(GA4)」がリリースされております。
Google Analytics 4(GA4)は機能や仕様、計測指標など大きく変更されているので、アナリティクス画面での設定方法やデータの閲覧方法も変わります。全く別のアクセス解析ツールと考えた方が良いでしょう。
この為、今までユニバーサルアナリティクス(UA)で閲覧していた過去のアクセスデータは、Google Analytics 4(GA4)にデータ移行することはできません。
過去のアクセスデータを確認する可能性がある場合は、データのバックアップをしておく必要があります。
今後もアクセス解析を継続するのであれば、少しでも早くGoogle Analytics 4(GA4)を導入し、閲覧環境を整えて慣れつつも、データのバックアップなどを行って移行準備進めるべきでしょう。
ユニバーサルアナリティクス(UA)データのバックアップ方法
専門知識がなくても簡単に、Excel、CSV、PDFなどにデータを出力できる「エクスポート」が一般的です。
下図のように、エクスポートするデータを表示させて「期間」を指定し「行数」を選んでCSV等で出力しますが、ここで注意点です。
エクスポート時の注意点
- 1度に出力可能なデータは5000件まで
- CSV形式出力だと文字化けする場合がある
例えば「検索クエリ(実際に検索する時に入力されたキーワード)」のように、膨大な件数が表示される場合は、一度に出力できるのは5,000行までとなるので、例えば、12,000行の検索クエリデータがあった場合は、3回に分けて出力する必要があります。
また、CSV形式で出力した際に文字化けして見れない場合があります。その理由は、Googleアナリティクスのエクスポートにおいて「UTF-8」という文字コードが使われるためです。
実際に「検索クエリ」をCSVで出力したところ、文字化けしてます。
使用するパソコンがWindowsの場合の対処方法は下記の通りです。
(1)対象の「CSV」ファイルを右クリック
(2)「プログラムから開く」→「メモ帳」で開く
(3)「名前を付けて保存」→文字コードを「ANSI」にして保存
(4)対象のCSVが上書きされたので再度開いて確認
この手順で行うと、文字化けしたCSVファイルを改善することができます。
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