Google広告とGA4の連携 メリットと設定方法について解説!
Google広告はGA4(Googleアナリティクス4)との連携でより高度な分析が行えるようになるだけでなく、Google広告の広告効果を改善することも可能となります。
しかし、GA4とGoogle広告との連携がまだお済みでないという方も少なくないようです。
GA4とGoogle広告の連携には多数のメリットが存在しており、連携を済ませていないのは非常に「もったいない」状況です!
そこで今回は、連携のメリットと設定方法について紹介していきます。
1. Google広告とGA4を連携させるメリット
GA4とGoogle広告を連携させる一番の理由は「ユーザーの行動傾向をつかむ」ためです。
ユーザーの行動が可視化されることにより、これまで以上に精度の高いマーケティングや広告・プロモーション施策を行うことが可能となります。
では、具体的に見ていきましょう。
①精度の高い効果検証が可能となる
GA4を使えば、自社ホームページに訪れたユーザーの行動を独自の指標を用いて分析・解析できます。
どれだけ優れた広告を作って多数のユーザーを集めたとしても、最終的に重要となるのはコンバージョンの数値です。
たとえば、ページの離脱率が極めて高いといったような場合、ランディングページの早急な改善が必要となります。
このように、Google広告とランディングページは切っても切り離せない関係にありますので、ユーザー行動の分析は非常に重要となります。
GA4とGoogle広告を連携させることで、より有効な対策を検討することが可能となります。
②広告効果が向上する
GA4とGoogle広告を連携させることで、Google広告の広告効果を向上させることができます。
GA4の数値でWEBサイトの直帰率が高い、滞在時間が短いといった結果が出ていた場合、Google広告が適切なユーザーに届いていないといった可能性が考えられます。
そのような場合は、例えば検索広告のキーワードを変更したり、広告文を修正するといった対策が必要となります。
このように、GA4の数値結果をみてGoogle広告の改善策を検討できるようになることも、大きなメリットの一つです。
③リマーゲティング広告における精度の向上
Google広告のリマーケティングとは、過去に自社サイトへ訪問したことのあるユーザーに対して広告を配信する仕組みのことです。
GA4とGoogle広告を連携させると、リマーゲティング広告の配信範囲を拡大させることができ、ターゲティング精度をより向上させることができます。
リマーケティングはGA4と連携させなくても実施自体は可能なのですが、その場合だとホームページを訪れたユーザーだけにしか出稿することができません。
しかしGA4とGoogle広告を連携すれば、一定時間以上WEBページ上に滞在したユーザーや、一定以上のページ閲覧数を記録したユーザーなど、より細かい設定を付加しての配信が可能となります。より具体的な配信条件の設定を行うことで、コンバージョン獲得にも繋がりやすくなります。
2.Google広告とGA4の連携方法
それでは、GA4とGoogle広告を連携させる方法について見ていきましょう。
両社を連携させるためには各アカウントから設定を行う必要がありますが、それぞれにアクセスできる一定以上の権限が必要です。
現時点で上記よりも下の権限までしか付与されていない場合は、設定の変更を行う必要があります。一時的に引き上げて後で元に戻すということも可能です。
では、それぞれの場合の設定方法を見ていきます。
① Google広告での設定方法
1.Google広告の管理画面にログインし「ツールと設定」をクリックして「リンク アカウント」を選択します。
2.リンク対象のサービス一覧から「GA4」の「詳細」をクリックします。
3.編集者の権限をもっているプロパティ一覧が表示されますので、その中からリンクしたいものの「リンク」をクリックします。
4.ポップアップが表示されます。GA4のオーディエンスをインポートする場合はチェックをいれて「リンク」をクリックすると完了です。
② GA4での設定方法
1.GA4にログインし、左側メニューより「管理」をクリック
2.プロパティ列より「google広告のリンク」をクリック
3.右上の「リンク」をクリック
4.「goolge広告のアカウントを選択」をクリックし、連携したい任意のアカウントを選択して「確認」をクリック
5.「構成の設定」より、次の2項目の設定を確認します。
特段の事情がなければ、デフォルトのままでOKです。
6.「送信」を選択
3.連携後の活用方法
① Googleアナリティクスで広告パフォーマンスを確認する
もともとGoogleアナリティクスと Google 広告は連携をさせなくてもパラメータが付与される仕組みなので、Google広告から流入していることは確認することができます。
しかし、両者を連携させることでキャンペーンや広告グループ、キーワードなどGoogle 広告にしかない指標を Google アナリティクス上でも確認することが可能となります。
① GA4の管理画面のサイドバーに表示されている「レポート」を選択
②「ライフサイクル」の「集客」を選択し、「集客サマリー」を選択
③ 「Google広告 キャンペーンを表示」という項目を選択
④ キャンペーン毎にユーザー、セッション数、コンバージョン数などを確認できる
4.ユーザーの目線に立った思考が大切
いかがでしょうか。
GA4とGoogle広告を連携させることで、これまで以上に詳細な分析・解析を行うことができ、なおかつ広告の効果を高めることも可能となります。
しかし、忘れてはならないのは、取得したデータを分析・解析したうえで、適切なアプローチを行うことができるか否かです。
取得した数値から、どんなことが想像できるか…ということを、正しく判断できることが何よりも重要となります。
より効果的な広告・プロモーションが行えるよう、ユーザーの目線に立った思考がこれまで以上に大切となるかと思います。