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Google来店コンバージョンとは?仕組みや設定方法

近年の急速なデジタル化に伴い、リアル店舗の運営においてもWEB広告の活用が必要不可欠な時代となっています。

しかし、オンラインにて完結するECサイトと異なり、リアル店舗はWEB広告の閲覧やクリックがどこまで来店につながっているか、その効果を把握することが非常に難しい…ということが課題でした。

そんなリアル店舗事業者様のお悩みを解決するのが、
Google広告の「来店コンバージョン」機能です!

「来店コンバージョン」とは?

来店コンバージョンとは、WEB広告経由で来店したユーザーを「推定」できる機能です。
Googleの検索連動型広告・ディスプレイ広告・動画広告・ショッピング広告と、全てのキャンペーンにて計測が可能です。

それぞれのキャンペーンにて以下の行動をとったユーザーがその後店舗を訪れると、来店コンバージョンとして計測される仕組みとなっています。

来店コンバージョンの仕組み

来店コンバージョンは、Googleのロケーション履歴より計測されます。
Googleにログインし、位置情報の利用を許可することで、ユーザーの広告への接触履歴とリアル店舗への来店がプライバシーを保護したうえで結びつけられます。

ここで留意しておくべきは、来店コンバージョン数は推測値であり、実際の来店者数とは異なるということです。
あくまでGoogleが推定した計測値であることを踏まえたうえで、一つの指標として利用することが望ましいでしょう。

来店コンバージョン導入の要件

リアル店舗の販促を実施するうえで非常に役立つ来店コンバージョン機能ですが、誰でもすぐに活用できる機能というわけではなく、下記の導入条件をすべて満たす必要があります。
 

①対象国内に複数の店舗がある

来店コンバージョンを利用するには、利用可能な国に複数の店舗があることが必要です。
具体的な店舗数に関しては明確な基準は公開されていませんが、当社では国内で約15店舗を展開されているお客様のアカウントで来店コンバージョンが計測可能となったことを確認しております。
 

②GoogleビジネスプロフィールとGoogle 広告アカウントを連携させる

「Google ビジネスプロフィール」とはGoogleが提供するサービスの一つで、店舗情報(住所、電話番号、URL、営業時間など)を登録することで、Google 検索結果・Google マップなどに無料で情報を表示でき、最新情報を公開・管理できる機能です。

来店コンバージョン機能を利用するためには、Googleビジネスプロフィールにて自店舗の情報にオーナー登録をする必要があります。
 

③Google広告の住所表示オプションを有効にしている

「住所表示オプション」とはGoogle広告の広告表示オプションの一つで、企業や店舗の住所、地図、電話番号などを広告に追加できる機能です。
この機能を有効にすると、ユーザーが店舗の近くにいる場合や関心を示している場合、Googleの検索結果画面に情報が掲載される可能性があります。

来店コンバージョン機能を利用するためには、Google広告にてこの機能を有効とする必要があります。
 

④一定以上のクリックおよびインプレッションが発生している

来店コンバージョンは、前述のとおりロケーション履歴をオンにしているデバイスの数値のみをもとにした推測値です。
そのため、正確な数値をレポートするに足りるだけのデータ量が不可欠となります。

ユーザーのプライバシー保護に配慮しつつ、統計的に信頼できる数値となるためには、一定以上のクリックやインプレッションが必要となるのです。

必要なクリックとインプレッションの量に関しては、広告主様の状況によって異なります。

来店コンバージョンの活用方法

来店コンバージョンは、Google広告の様々な指標から確認が可能です。

キャンペーンや広告グループ単位のみならず、
ディスプレイ広告ならば、どの画像がもっとも来店効果が高かったか。
検索連動型広告ならば、どの広告文、どのキーワードの来店効果が高かったか。
動画広告なら、どの動画が…など。

さらにエリア別でも数値の確認ができるため、効果の高いエリアの入札単価を上昇させるといった形で配信に強弱を付けるといったことも可能となります。

このように、より来店効果の高い広告配信を実現できるよう最適化を施していくのが、来店コンバージョンのもっとも基本的かつ効果的な利用方法です。

より高い来店効果を期待するなら「ローカルキャンペーン」がベスト!

来店コンバージョンは全てのGoogle広告キャンペーンにて利用が可能ですが、その数値をできるだけ高くしたい!という場合は「ローカルキャンペーン」を利用するのがおすすめです。

ローカルキャンペーンは、店舗の近くにいるユーザーに対して店舗情報を配信できる広告です。
掲載可能な情報は店舗名や住所はもちろん、現在地から店舗までの詳細なルート、営業時間、電話番号など多岐にわたります。

スマートフォンで来店前に能動的に情報収集をしている検索ユーザーに効率的にアプローチができるため、他のキャンペーンタイプと比較して非常に来店訴求効果が高いのが大きな特徴です。

参考までに、当社で来店コンバージョンを活用している広告主様の数値をキャンペーンタイプ別に比較してみましょう。

いかがでしょうか?
他のキャンペーンと比較しても、ローカルキャンペーンが非常に低い金額でユーザーを来店に結びつけていると推測されています。

このことから、来店コンバージョンの数値をより伸ばしたいという場合には、ローカルキャンペーンを活用することがオススメです!

来店コンバージョンで、より良い店舗運営を!

リアル店舗にとってもWEB広告が欠かせない施策となった昨今。来店コンバージョンの計測により、より効果の高い広告を可視化し、チューニングできることは非常に心強い
ことであると思います。

来店コンバージョン機能を正しく使うことで、より良い店舗運営を目指しましょう!


 

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