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問い合わせフォームからの営業・迷惑メールを減らす対処方法とは?

問い合わせフォームからの営業メールを減らす対処方法とは?
近年、問い合わせフォームを通じての営業メールが増加し、その多くは迷惑なものとなっています。

当社のお客様からも「急にメールが大量に送られてくるようになった」「営業メールばかり届いてメールの管理に困っている」などの相談が後を絶ちません。

本記事では、問い合わせフォームからの迷惑な営業に対処するための効果的な方法を紹介します。

これらの方法を活用することで、迷惑メールの数を減らし、効率的な業務遂行を実現しましょう。

対処01:CAPTCHAの導入

問い合わせフォームにCAPTCHA(完全自動公開チューリングテスト)を導入することで、自動的に送信されるスパムメールを防ぐことができます。

CAPTCHAは、画像認識や数学的な問題を解くなど、人間と機械を区別するためのテストです。これにより、ボットによる大量の営業メールをブロックできます。

対処02:reCAPTCHAの設定

reCAPTCHAは、Webサイトやアプリケーションのセキュリティを強化するためのGoogleが提供するテクノロジーです。

reCAPTCHAを使用することで、人間とボット(自動プログラム)を区別し、不正なアクセスやスパム、悪意のある行為を防ぐことができます。
reCAPTCHAの設定
これは、当社サイトでも実装しております。

reCAPTCHAの設定は、ウェブサイトやアプリケーションにreCAPTCHAを組み込むための手順やオプションを指定するプロセスです。以下に、一般的なreCAPTCHAの設定手順を示します。

①Google reCAPTCHAサイトにアクセスします。

②Webサイトの登録を行います。Googleアカウントを持っている場合は、ログインし、新しいサイトを登録します。Googleアカウントを持っていない場合は、新しいアカウントを作成してから登録します。

③サイト登録時に、ドメインやアプリケーションの詳細情報を提供する必要があります。

④登録が完了すると、reCAPTCHAの設定情報が提供されます。この設定情報には、reCAPTCHAのAPIキー(サイトキーとシークレットキー)が含まれています。

⑤ウェブページやアプリケーションのソースコードに、reCAPTCHAのJavaScriptコードとAPIキーを組み込みます。

⑥ウェブページやアプリケーション上の適切な場所に、reCAPTCHAウィジェットを配置します。これにより、ユーザーがreCAPTCHAチャレンジを実行できるようになります。

⑦必要に応じて、reCAPTCHAの設定オプションを調整します。たとえば、表示されるチャレンジの難易度を変更したり、特定のユーザーグループに対して異なる設定を適用したりすることができます。

※現在多く導入されているWordpress(ワードプレス)で構築されているWebサイトの場合、reCAPTCHAの設定を行う上でWordpress自体のバージョンアップ作業が必要になる場合があります。WordpressのバージョンアップによってWebサイト自体に不具合が起きるケースもありますので、この場合は専門業者に依頼することをおすすめします。

対処03:フォーム上部に「営業メールお断り」を記載

問い合わせフォーム上部に、”営業メールやご提案に関するメールはお断り”という内容を記載しておくことで、入力前に文言が目に留まれば、記入を断念する可能性が高まります。

これは比較的、簡単に実施できる対処方法です。

対処04:「お問い合わせ項目」を選択させる

reCAPTCHAの設定によってボットによる大量の迷惑メールが撃退できますが、手動で行っている営業メール配信に効果はありません。この為、多くの営業メールの中に、自社サービスへの相談、見積もり依頼などの見込み問い合わせメールが埋もれてしまって見逃してしまう、といった事象が発生します。

ここでおすすめする方法が「お問い合わせ項目」を選択させる必須入力項目を増やすことです。

当社でも実装済みですが、下図のように「サービスへのお問い合わせ」か「弊社へのご提案」を選択してもらうことで、問い合わせ後に届く自動返信メール文の「お問い合わせ項目」でどちらを選択しているか、で直ぐに判別することが可能です。
営業メール対策
但し、手動で選んでいるので、営業メールなのに間違えて選択されているケースが1割程度あります。

対処05:営業用の受付フォームを分ける

対処04の方法だと、受信したメールアドレス宛の受信ボックスに「問い合わせ項目」の内容に関わらずメールがどんどん入ってきます。

そこで、営業メール受付用のフォームを別で用意する方法です。

通常の「問い合わせ受付用フォーム」と「営業メール受付用フォーム」の受信メール先アドレスを分けることによって、メール受信ボックス内メールを確認したり、振り分けたり、といった整理にかける時間を大幅に軽減することができます。

「問い合わせ受付用フォーム」の上部に「弊社に対するご提案やご案内についてはこちらのフォームよりお問い合わせください」といった記載を行い、営業目的のユーザーを「営業メール受付用フォーム」に誘導させます。

対処06:問い合わせフォームページを検索エンジンから除外する

Googleアナリティクス等で確認しないと分からない部分ですが、営業配信目的のユーザーは、実は問い合わせフォームのページを検索エンジンからダイレクトに検索して、直接辿りついているケースが多々あります。

つまり、通常ではありえないのですが、問い合わせフォームページがランディングページになっているのです。

この為、問い合わせフォームにアクセスする手間を増やすことができれば、営業メール目的ユーザーの気力を阻害することに役立つ可能性があります。

そこでおすすめする方法は、お問い合わせページを「noindexに設定」する方法です。

この方法により、GoogleやYahooなどの検索エンジンから除外されるので、検索エンジン結果から探し出すことが不可能となります。