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SEO対策とは?キーワード設定や手順など初心者の方にもわかりやすく解説

SEO対策
”SEOはWebサイトの集客方法のひとつ”
Webサイトを開設した後に、重要になるのが集客です。

代表的な集客方法のひとつにSEO対策があり、「SEO」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。しかし、SEO対策の重要性はわかっていても、正しく行えていないケースも多いと思います。

このコラムでは、SEOとは何なのか?施策や手順など、SEOの基礎をわかりやすく解説していきます。

SEO とは

SEO とは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の頭文字で、日本語にすると「検索エンジン最適化」となります。


“検索エンジン”とは、インターネットで何かを検索する時に使うGoogleやYahoo!JAPANなどで、キーワードを入れて該当するWEBページを検索する機能のことをいいます。
日本における検索エンジンのシェア率は、PC(パソコン)だとGoogleが約73%、Yahoo!JAPANが約10%と全体の約83%を上位2つの検索エンジンが占めていると言われています。スマートフォンではそのシェア率はさらに高く、Googleが約81%、Yahoo!JAPANが約18%と、全体の約99%にものぼります。(2023年2月調べ 出典:Statcounter https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/)
検索エンジンシェア
したがって、SEOにおける検索エンジンは、GoogleやYahoo!JAPANへの対応を考えていくことが大切です。
尚、2011年からYahoo!JAPANはGoogleの検索技術を利用しているため、検索結果はほぼ同じ状態となっております。この為、Googleが発信するニュースや検索結果の傾向にアンテナを張って対策を考えていくことが重要となります。

なぜ検索エンジン最適化が必要なのか

“検索エンジン”を “最適化”させることがSEO対策になりますが、そもそもなぜ、SEO対策をする必要があるのでしょうか?
それは、Webページはたくさんの人に見てもらわなければ意味がないからです。

SEOでWebサイトを見てもらう

たくさんの人が検索エンジンにキーワードを入れて利用します。検索した結果が上位に表示されなければ、Webサイトを見てもらうことができません。それは、ほとんどの人が検索して1ページ目(広告を除く上位10ページ)までしか見ないことがわかっているからです。
いくら良いコンテンツをつくっても、SEO対策をきちんとしなければ、上位に表示されないので、結果的に良い評価が得られないのです。

Webサイトにアクセスしてもらうために

Webサイト開設後は、下記のようなレベル別ステップを踏んでいくケースが多いです。

[レベル1:SEO対策が全くできていない状態]

検索エンジンで検索しても全く表示されない。
そのWebサイトにたどり着くためには、ユーザーがURLを直接入力する、QRコードから誘導する、電子メール等でURLを案内する、といった方法しかないので、なかなか新しいユーザーからの訪問が見込めない状態です。

[レベル2:お店の名前・サービス名で検索すると出てくる状態]

既にお店や会社名、サービス名を知っている人、既存顧客やリピーターが検索エンジンで「指名検索」によってWebページを見つけることができます。

指名検索

レベル1と同様に、お客さんはそれだけではありません。
Webサイトをつくる目的は、まだ名前やサービス名を知らない人へアプローチすることにも有効です。この状態が続くと、Webサイトでお店や会社を知らない新規の顧客を開拓することが困難になります。

[レベル3:汎用キーワードで上位に表示される状態]

キーワード検索で上位に表示される。
例えば、北海道にあるチーズ工房を例に考えてみると、検索エンジンに「北海道 チーズ 通販」とか「十勝 チーズ ギフト」など、一般的に検索されるキーワードで上位に表示される状態です。
商品名やサービス名が含まれない「汎用キーワード」で上位表示される、アクセス数が増えている状態になって初めて、お店や会社を知らない新規見込み客が、Webサイトにたどり着いてくれるようになり、SEO対策ができていると言えます。

[補足]

Webサイトへ集客できないという理由で、Webサイトのリニューアルを検討される場合がありますが、これは正しくはありません。
SEOがWeb上における集客対策であるのに対し、Webページのデザインは、接客対策にあたります。
いくらサイトをリニューアルしても、そもそもそのサイトに訪れる人が増えなければ集客アップには結びつかないのです。

どんなキーワードでSEO対策するべきなのか

ただし注意すべきは、どんなキーワードでも上位に表示されていれば良いというものではありません。
誰も検索しないようなキーワードや、そのWEBページとは全く関係のないキーワードで上位表示されても、アクセス数が上がらない、購買・資料請求などのコンバージョンに結びつかないので意味がありません。
SEO対策をする上で、キーワードの設定はとても重要です。効果的なSEO対策を行うためにも、キーワードツールを使って、キーワードリサーチをしっかり行いましょう。
例えば無料でも使える「Keyword Tool」https://keywordtool.io/jp(有料プランもあり)といったキーワードツールや、Googleのサジェスト機能を使ってキーワードを見つけていきます。
SEOキーワードの見つけ方
キーワード検索をした1ページ目には、広告を除く上位10ページが並びます。
検索順位はどのように決まるのかというと、キーワードを検索したユーザーにとって、検索ロボット(AI)が判断した“役に立つ順”で並んでいます。ロボットがWEBページを読んで、そのページがユーザーにとって役に立つページか判断しています。
同じキーワードで検索される他のページに負けない、よりユーザーのためになるWEBページをつくって順位を上げることが大切です。

SEO対策に必要な3つの要素

検索順位を決める採点カテゴリーのアルゴリズム(計算方法)には、200以上の指標があると言われており、そこから順位を決定しています。特に抑えておくべき要素は以下の3つです。

  • (1)コンテンツ要素…WEBページがユーザーのためになっているかどうか。
  • (2)内部構造…ユーザーに利便性が良く、検索ロボット(AI)が認識しやすいか。
  • (3)外部要素…訪問者数や滞在時間。外部のWEBサイトで紹介されている数や質。

SEO対策を始めたばかりの場合では、特に(1)・(2)をしっかり行うことが大切です。
そうすることで、他のサイトでも紹介してもらえるようになり、自然とサイトへ訪れる人、時間が増えていくのです。

SEO対策を行う手順

では、実際にSEO対策を行う手順を紹介していきます。

  • STEP1:キーワード設定
  • STEP2:ページ作成
  • STEP3:マークアップ言語に正しく変換する
  • STEP4:時流に合わせたWebサイト作成

STEP1:キーワード設定

先述しましたが、SEO対策をする上で、キーワード設定は非常に重要です。
関連する資料やGoogleの検索結果を参考にキーワードのリストアップ、集客の観点や購買の観点などから徹底的にキーワードリサーチを行います。そうすると需要度やコンテンツの構成をどうすべきかが見えてきます。
キーワード設定は、SEOの効果を高めるための基本と言えます。

STEP2:ページ作成

現状で1ページ目(上位10ページ)に表示されているWEBサイトに負けないような魅力的なコンテンツを作って、検索順位を上げるよう努めます。
実際に検索エンジンで、キーワードを入れ上位に表示されているページを研究し、そのページよりもユーザーのニーズに刺さる、価値のあるページを目指して作成します。

STEP3:マークアップ言語に正しく変換する

良いWebページを作っても、ロボット(AI)がそれを認識できないと台無しです。そこで大切になってくるのが、HTMLなどのマークアップ言語にきちんと変換されているかどうかです。
HTMLなどのマークアップ言語
SEOの観点で言うと、すべてのHTMLを理解する必要はありませんが、いくつかの重要なタグを理解しておくと良いでしょう。

[理解しておくと良いタグ]
・title(タイトル):ページのタイトルを指定するHTMLタグ
・meta description(メタディスクリプション):Webコンテンツの概要(100文字程度)
・h1~h6(見出しタグ):数字が大きくなるほど階層が下がり、Q数が小さくなる

STEP4:時流に合わせたWebサイト作成

検索エンジン結果はユーザーのためになるWebサイト順で並んでいますが、ユーザーが求めるコンテンツ以外の要素は時代ごとに変化するものです。

例えば「PCよりもスマートフォンで見やすい方が良い」「ページの表示速度は速い方が良い」「広告が表示されるのは嫌だ」「文字は極力読みたくない」など、求められることの変化にも対応する必要があります。

ブラッシュアップしていくことが大切なSEO

Webサイトにおける集客の役割を担うSEO対策。
現時点でGoogleがそのドメインをどのくらい評価しているかにもよりますが、検索順位や流入の効果が出るまでには、SEOの施策を初めてから半年ほどかかると言われています。

SEOの効果を高めるためには、正しい施策や手順に基づき継続的に行うこと、それをブラッシュアップしていくことが大切です。

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