Q.なぜ東洋に入社をしましたか?転職理由や志望動機、最終的に東洋に入社を決めたポイントについて聞かせてください。

2015年頃、幕張で行われたAI技術の展示会に参加し、そこからビッグデータ、機械学習、AI分野の仕事に関心を持ちました。しかし、当時北海道ではこの分野において、先進的に取り組んでいる企業が少なく、仕事として成立させるためには、首都圏の企業へ転職するしかないのだと半ば諦めていました。そんな中、井上専務と出会い、東洋が今後ビッグデータの解析を積極的に行っていく方針であることを知りました。
この出会いをきっかけに、自分の将来のキャリアを見据え、転職を決意しました。

Q.現在どんな仕事をしていますか?

現在の仕事は、DX技術を活用して新規事業の開発に取り組みをしています。ユーザー別のWEB閲覧履歴やID-POSデータ(顧客IDに紐づいた購買データ)による実店舗の購入履歴、評価履歴を機械学習させて様々な予測ができる仕組みの開発に携わっています。

また、DX関連業務として、商圏調査による売上予測、RPA(パソコンの事務作業を自動化する技術)とAIによる業務自動化、BIツール(様々なデータを集約・分析・可視化する技術)を活用したデータを可視化する仕組みづくりなどを行っています。これらの活動は、新しいビジネスモデルの創出と効率化、市場のニーズに応える革新的なソリューションの提供に貢献することを目指しています。

仕事の面白さは、DXテクノロジーを用いて、単純作業の多い業務の全面的、または部分的な自動化を実現することができます。
この取り組みはトライアンドエラーの連続であり、順調に進むことは少ないですが、完成に至ったときの達成感は非常に大きいです。また、この技術のお陰で、それまで抱えていた業務のストレスから解放されたと、お客様から喜びの声をいただけるととても嬉しいです。
社内外の業務効率化、品質向上、ストレス軽減に貢献できる点、またその知識の共有ができることがDXテクノロジー最大の魅力です。

Q.部下、後輩を教育、指導する際にはどんなことを伝えていますか?

「成功」の反対は「失敗」ではなく、「何もしないこと」だと教えています。重要なのは、試行錯誤しながら経験を積むことです。保守的にならず、失敗を恐れずに、新しいことにどんどん挑戦してほしいなと思っています。
どんな仕事にも言えることですが、すぐに「成功」にはならないことの方が間違いなく多いです。しかし、失敗を恐れずに挑戦した経験からノウハウを獲得し、それを惜しみなく共有することで、知識を知恵に変える近道になるのです。

また、いきなり壁の高い課題に取り組むのではなく、努力すればクリアできそうな課題を細かく設定し、小さなステップを重ねていけるような指導を心がけています。そうすることで、技術者としてだけでなく、人としても成長し「生きる力」を磨くことができるのです。

Q.東洋の強みはどんなことだと思いますか?

東洋は、異業種からの転職者が集うダイバーシティに富んだ企業です。幅広い業界・業種から集結したメンバーは、それぞれが持つ独自のスキルと成果を背景に、部門を超えたプロジェクトや拠点間でのコラボレーションを通じて、革新的なアイデアが次々と誕生します。この多元的融合こそが、東洋の独自の強みであり、私たちの誇りです。

また、厳しいながらも本質的な指導によって、他社では得られない深い経験を共有できること。高い目標に挑戦し、それを乗り越えることで、強い精神力を養うことができます。
そして、変化の激しい時代にも柔軟に対応し、新たな事業を生み出し続ける能力も当社の大きな強みだと言えます。

Q.今後、東洋がさらに成長するために必要なことは何だと思いますか?

仕組みをしっかり整えることです。例えば、今私が取り組んでいる業務改善のひとつに、東洋に在籍する社員ひとりひとりを正しく評価できる仕組みづくりがあります。みんなが納得できる評価制度の仕組みを整え、その評価に見合ったお給料を得られるようにする。そうすることで、全社員が明確な目標を持ってキャリアデザインできるようになるのです。

企業成長の鍵は、会社のビジョン、ミッション、パーパスを社員一人一人の目標や存在意義と同調させることです。全員が一致した方向性を目指すことが、必要不可欠です。

Q.今後、東洋をどんな会社にしていきたいですか?

現在はVUCA時代(先行きが不透明で、将来の予測が困難な時代)と言われています。その上で私が目指すのは、以下の3点です。
1)人材育成
「コンセプチュアルスキル」「ヒューマンスキル」「テクニカルスキル」を兼ね備えた人材を育成するための教育環境と仕組みを構築します。
そうすることで、社員ひとりひとりが必要なスキルを身につけ、VUCA時代に対応できる力を持つことが可能になります。

2)主体性を持った組織づくり
相互理解、相互尊重、相互成長を基盤とした組織文化を築き、社員が主体性を持って自己実現を図れる職場環境をつくります。同時に柔軟な対応力と創造性を持ち合わせた組織を目指します。

3)存在意義のある企業
ビジョン、ミッション、パーパスを明確にし、全ステークホルダーに共有します。
変化の激しい時代でも、社会や地域に貢献し続ける企業を目指すことで、社会にとっての価値と存在意義を高めることができます。

これらの目標に向けて、東洋をさらに発展させ、社員ひとりひとりが誇りを持って働ける会社にしていきたいと考えています。

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